銅製フライパンは以下の5つのポイントを守ると、長く本来の性能を維持できます。
1.新品の銅製フライパンはラッカーを取り除く
銅製フライパンの表面には、酸化防止のラッカー(皮膜)が塗られています。日本製・海外製どちらの商品であっても同様です。ラッカーを残したまま使い始めると焦げが発生しやすくなるため、注意しましょう。
新しい銅製フライパンを購入したら、まずは水をたっぷり張って、15分ほど煮沸してください。重曹を入れると隅々までラッカーを落とせます。
2.初めて使うときには油ならしをする
初めて使う前に油ならしをすれば、焦げ付きにくくなるだけでなく、火が均一に通りやすくなります。卵焼きなども綺麗に仕上がるでしょう。
手順は以下のとおりです。
- 7分目程度まで食用油を注ぐ(サラダ油でOK)
- 弱火〜中火にかけ、油がポコポコと揺れるくらいまで温める
- 高温になりすぎないように火加減を見つつ、5分ほど煮立たせる
- 火を消して油を別の容器に移して冷ます
- 残った油をキッチンペーパーや布でフライパンの表面に塗り込む
非常に熱くなるため、持ち手を掴むときや油を擦り込むときは十分に注意してください。
3.使い始めて1ヶ月くらいは油返しをする
銅製フライパンは使い続けることで油膜ができます。使い始めて間もない時期は、まだ油膜が少ない状態です。使用頻度にもよりますが、1ヶ月くらいは油返しを行いましょう。
油返しは、調理前に油を馴染ませる作業です。少し多めに油を注ぎ、キッチンペーパーなどで拭き取るだけで完了します。均一な焼き色をつけるなど料理の仕上がりをよくするだけでなく、銅製品を長持ちさせるためにも有効な方法です。
4.優しく洗って乾燥させる
銅製フライパンを使ったあとは、なるべく早くお湯で洗うようにしましょう。油膜を必要以上に落とさないように、洗剤は使わず柔らかいスポンジで擦るのがコツです。研磨剤が入った洗剤やタワシの使用は銅を傷つける原因になります。表面が傷つくと焼きムラにもつながりますし、サビもつきやすくなるので要注意です。
洗い終わったら水分を拭き取り、火にかけて完全に水気がない状態にしてください。その後に油を刷り込んでおくとサビ防止になります。保管は湿気がない状態にするのが理想です。ぶら下げて収納するか、新聞紙に包んで保管しましょう。
5.火加減は弱火〜中火がベスト
銅製フライパンを長持ちさせるためには、弱火〜中火での調理がおすすめです。銅製品は調理中の火加減でも寿命に違いが出ます。銅は非常に熱伝導率が高く、全体が急激に熱くなるのが特徴です。強火にすると、変形やコーティングの錫が剥がれる原因になる可能性もあります。
ワンランク上の道具を扱うMONObASEでは、日本製の銅製フライパンを販売しております。お手入れ方法と保管方法がわかる説明書も付いておりますので、銅製品をはじめて使う方にもおすすめです。この機会にぜひ、MONObASEの商品をご覧ください。
銅製フライパンはお手入れが大切です。ひと手間かけることで本来の性能を維持し、長く使えるようになります。特に購入したばかりの頃は油膜が少ない状態です。調理前の油ならし、調理後のお手入れなどを必ず行いましょう。ひと手間を惜しまずに、ぜひ一生モノの道具にしてください。
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